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4. ファンダメンタル分析

FXトレーダーにとって金利が重要な理由

金利はFX市場を動かしています。
言い換えれば、FX市場は世界の金利に支配されているということです。

通貨の金利は、通貨の価値を決定する最大の要因です。そのため、その国の中央銀行がどのように金利決定等の金融政策を進めているのかを知ることは、非常に重要です。

中央銀行の金利決定に最も大きな影響を与えるのは物価の安定、つまり「インフレ」です。
インフレとは、財やサービスの価格が着実に上昇することを意味します。例えば、1920年代では5セントほどで買えていた飲み物が今では同じ商品に20倍以上の価格を支払うようになることです。

経済成長と共に適度なインフレはよく起こることですが、行き過ぎたインフレは経済に悪影響を与えるため、中央銀行はCPIやPCEといったインフレ関連の経済指標を常に注視しています。

中央銀行
オーストラリア オーストラリア準備銀行(RBA)
カナダ カナダ銀行(BOC)
欧州連合 欧州中央銀行(ECB)
日本 日本銀行(BOJ)
ニュージーランド ニュージーランド準備銀行(RBNZ)
スイス スイス国立銀行(SNB)
イギリス イングランド銀行(BOE)
アメリカ 連邦準備制度理事会(FRB)

インフレ率を一定の水準で維持するために、中央銀行は金利を上げる傾向があります。これにより全体の成長を緩和し、インフレが進むのを抑えます。金利が上がると、消費者や企業は資金の借入れを控え、貯蓄を増やすことになるため、経済活動に水を差すことになります。ローンを組むよりも現金を蓄えるのが魅力的になるためです。一方で、金利が下がれば消費者や企業は資金を借入れるようになるため、小売支出や設備投資を押し上げ、経済成長の促進につながります。

では、これがFX市場とどのような関係があるのでしょうか。
金利は世界的な資本の流入と流出を決定するため、通貨は金利に依存しています。またそれは、投資家がその国に投資するかどうかを判断する材料になります。

例えば、金利1%の預金口座と金利0.25%の預金口座があるとすれば、どちらを選択するでしょうか?
もちろん金利を多く貰いたいため、金利1%の方を選ぶでしょう。通貨も同じように選択しましょう。国の金利が高いほど、その通貨の価値は高まります。金利が低い通貨は、長期的に弱まる可能性が高くなります。国内金利はグローバル市場への参加者が通貨価値に対する考え方に直鉄的に影響を与えるということがここでの学ぶべき主なポイントです。

金利の予想

市場は様々なイベントや状況を予測して常に変動しています。金利も同じですが、それほど頻繁に変動はしません。

多くのFXトレーダーは現在の金利に時間を費やしません。その理由は、市場はすでに金利を通過価格に「織り込み済み」であるためです。重要なことは、金利が今後どのようになるかです。

また、金利は金融政策によって変わる傾向があるということを知っておくことも重要です。金利は長期にわたって下がっていると、その反対が起こることは必然的です。金利はいつか上昇しなければなりません。そして、投資家はそれがいつ起こるか、そしてどれぐらい起こるかを見極めようとしています。金利は金融政策の変化と共に変動しますが、市場心理はたった一つの報道によって突然変化することもあります。そのため、金利は劇的に変動したり、当初の予想と反対方向に変動したりするため、注意が必要です。

金利差

多くのFXトレーダーは、ある通貨の金利と他の通貨の金利を比較して、その通貨が強気または弱気であるかを判断します。 2つの通貨の金利差(スプレッド)は注目すべき重要な値であり、通貨の変化を見極めるのに役立ちます。金利差が広がれば、高利回りの通貨が強気となり、金利差が狭まると低利回りの通貨が強気になります。2つの通貨の金利が反対方向に動くと、市場で最も大きな変動が生じる傾向があります。片方の通貨の金利上昇ともう一方の通貨の金利低下が組み合わさると急変動の方程式が完成します。

名目金利と実質金利

人々が金利について話をすると、名目金利か実質金利のどちらかを言及しています。これらの違いは何でしょうか?
名目金利とは、インフレ調整前の金利を指します。

実質金利 = 名目金利 - 予想インフレ

名目金利は、大体が目にしている公定歩合や基準金利のことです。(債権の利回り等)
しかし、市場では名目金利ではなく、実質金利を重視しています。名目利回りが6%の債券を持っているとして、インフレ率が年間5%だったとすれば、その債権の実際利回りは1%となります。
このように大きな違いがあるため、常にこの2つをしっかり区別することが大切です。