金利はFX市場を動かしています。
言い換えれば、FX市場は世界の金利に支配されているということです。
通貨の金利は、通貨の価値を決定する最大の要因です。そのため、その国の中央銀行がどのように金利決定等の金融政策を進めているのかを知ることは、非常に重要です。
中央銀行の金利決定に最も大きな影響を与えるのは物価の安定、つまり「インフレ」です。
インフレとは、財やサービスの価格が着実に上昇することを意味します。例えば、1920年代では5セントほどで買えていた飲み物が今では同じ商品に20倍以上の価格を支払うようになることです。
経済成長と共に適度なインフレはよく起こることですが、行き過ぎたインフレは経済に悪影響を与えるため、中央銀行はCPIやPCEといったインフレ関連の経済指標を常に注視しています。
| 国 | 中央銀行 |
|---|---|
| オーストラリア | オーストラリア準備銀行(RBA) |
| カナダ | カナダ銀行(BOC) |
| 欧州連合 | 欧州中央銀行(ECB) |
| 日本 | 日本銀行(BOJ) |
| ニュージーランド | ニュージーランド準備銀行(RBNZ) |
| スイス | スイス国立銀行(SNB) |
| イギリス | イングランド銀行(BOE) |
| アメリカ | 連邦準備制度理事会(FRB) |
インフレ率を一定の水準で維持するために、中央銀行は金利を上げる傾向があります。これにより全体の成長を緩和し、インフレが進むのを抑えます。金利が上がると、消費者や企業は資金の借入れを控え、貯蓄を増やすことになるため、経済活動に水を差すことになります。ローンを組むよりも現金を蓄えるのが魅力的になるためです。一方で、金利が下がれば消費者や企業は資金を借入れるようになるため、小売支出や設備投資を押し上げ、経済成長の促進につながります。
では、これがFX市場とどのような関係があるのでしょうか。
金利は世界的な資本の流入と流出を決定するため、通貨は金利に依存しています。またそれは、投資家がその国に投資するかどうかを判断する材料になります。
例えば、金利1%の預金口座と金利0.25%の預金口座があるとすれば、どちらを選択するでしょうか?
もちろん金利を多く貰いたいため、金利1%の方を選ぶでしょう。通貨も同じように選択しましょう。国の金利が高いほど、その通貨の価値は高まります。金利が低い通貨は、長期的に弱まる可能性が高くなります。国内金利はグローバル市場への参加者が通貨価値に対する考え方に直鉄的に影響を与えるということがここでの学ぶべき主なポイントです。