2. FXはいつ、誰が、なぜ取引するのか?
FX市場のトレーダー
FX市場の全体的な構成を理解したところで、 次にFX市場のトレーダーについて見ていきましょう。FX市場の本質とFX市場の主要トレーダーを理解することは必要不可欠です。
1990年代後半まで、FXは10~50憶円ほどの資金を保有していないと始めることができなかったため、富豪しか参加することができませんでした。FXはもともと、銀行や大手金融機関によって利用されるものであり、一般人が利用するものではありませんでした。しかし、インターネットやオンラインFXブローカーが普及したことにより、今では私たちでも取引できる口座が作れるようになりました。それでは、現在のFX市場での主なトレーダーを紹介します。
1. インターバンク
FX市場は分散化されているため、為替レートを決定するのは世界の大手銀行です。通貨の供給と需要に基づいて、売り/買いのスプレッドが決められています。これらの大手銀行はインターバンクと呼ばれ、トレーダーと自身のために膨大な量のFX取引を引き受けています。大手銀行には、UBS、Barclays Capital、Deutsche Bank、Citigroupなどがあり、インターバンク自体が外国為替取引市場だと言えます。
2. 大規模な商業銀行
商業銀行は事業推進のためにFX市場へ参加します。例えば、アメリカの企業が製品を作るための部品を日本の企業から購入するとすると、まずUSドルを日本円に両替しなければなりません。取引量はインターバンク市場より遥かに小規模なため、このような市場を好むトレーダーは一般的に商業銀行と取引を行います。
大企業の企業合併(M&A)もまた価格の変動を生む要因となります。国際的な大企業のM&Aでは、通貨の両替が発生し、それが価格を動かすことになります。
3. 政府と中央銀行
欧州中央銀行や連邦準備銀行など、政府と中央銀行は定期的にFX市場に参加しています。政府は、企業と同様に政府機関運営や国際貿易の決済、外貨保有高を処理するためにFX市場に参加しています。
一方、中央銀行はインフレをコントロールするため金利を調整する際に、FX市場に影響を与えます。これによって、通貨の価値にも影響を及ぼすことになります。
通貨価格があまりにも高すぎたり、また低すぎる場合には、中央銀行が大量の売り/買いを実施して為替レートを変動させることもあります。
4. 個人投資家
FXトレーダーは個人投資家の約90%を占めています。大金を投資して取引するトレーダーもいれば、少額で取引を行うトレーダーもいますが、全員に共通している目標は、お金を稼ぐためにFX市場に参加しているということです。
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