ADX(Average Directional Index)もトレンドの強さを測定するために使用されるインジケータの1つです。0~100の数字で表され、20を下回るとトレンドが弱く、50を上回るとトレンドが強いことを示します。
上昇トレンドであるか、下降トレンドであるかに関わらず、トレンドが強いほど、ADXの値は大きくなります。ADXが低い場合は、価格が横ばいであるかレンジで取引されていることを意味します。また、50を上回ると、価格が一方向に勢いを増していることを示します。
ストキャスティックスとは異なり、ADXではトレンドが弱気であるか強気であるかは、判断することができません。単に現状のトレンドの強さを測るものです。そのため、ADXは一般的にレンジ相場であるか、それとも新しいトレンドを形成しているのかを見極めるために使用されます。
上のチャートでは、ADXは9月下旬から12月上旬まで20を下回っています。チャートから見てわかるとおり、EUR/CHFは、レンジ相場から抜け出すことができませんでした。
しかし1月に入るとADXは50を上回り、強いトレンドが待ち構えていることが示されています。その後、レンジの下でブレイクし、約400pipsも動く下降トレンドに入りました。
最初の例と同様に、ADXはしばらくの間20を下回っており、レンジ相場でした。しかしその後、ADXは50を上回り、EUR/CHFはレンジのトップを抜け、300pipsも動く強力な上昇トレンドが形成されることになりました。
ADXの短所を上げるとすれば、買いであるか、売りであるかを正確には教えてはくれないということです。ADXで分かることは、進行中のトレンドに乗ってもいいのかということです。
ADXが再び50を下回り始めると、トレンドが弱まり始めていることを示すため、利益を確定するためには良いタイミングなのかもしれません。